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俺が愛するのは永遠にお前だけ  最終回

つくしの墓参りの後、司は新たな取引先との契約を結ぶため、指定された場所に向かっていたいつもの事ながら、都内の道路は渋滞し動く気配すらない「まずいな」はじめて取引をするにあたり、大幅遅刻は信用を落としかねない「渋滞が遅刻の理由にはならないからよ」「西田、車を降りて走るか?」「それも、致し方ないかと……」「決まりだな!」「オメェ、そんなポンコツな身体で走れんのかよ」久しぶりに聞く司の悪態に「坊ちゃんも、...

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俺が愛するのは永遠にお前だけ 17

司は、いつものようにつくしが眠る場所に来ていた「ふたりのスイートホームが墓場って 俺達らしぃじゃん」 珍しく軽口を叩く「お前が居なくなって、4年も過ぎちまったよ」「俺よ、もう30だぜ」「すっかり、オッサンになっちまった」「良いよなぁ、お前は永遠の25歳だもんな」「いつまで待たせるんだよ……」「俺は、気が短えんだ、いい加減迎えに来いよ」静かに目を閉じて、つぶやく「まってっから………」@Ranmaru...

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俺が愛するのは永遠にお前だけ 16

司は、楓の存在が許しがたく、邸には戻らず自身が所有するペントハウスで暮らしていたつくしの三回忌法要の為椿が、LAから帰国し司のペントハウスにステイしている「司、入ってもいい?」書斎で仕事する司に椿が声をかけた「ああ」「早いね、つくしちゃんが亡くなって 丸2年だね」「姉ちゃん、神様って、ほんとに居るとおもうかよ?」「えっ?」「俺たち、一緒にいちゃいけないから こんなことになったんか?」「俺が悪いのか?...

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俺が愛するのは永遠にお前だけ 15

つくしが亡くなり、司が荒れ狂うと思っていた楓、椿、西田、タマは司の以前より増した落ち着きぶりに戸惑いを隠せなかった変わった事と言えば、spを全て排除した 「もしもの事態を想定して……」「治安が悪い国への渡航だけでもSPの警護を」と……西田が切望しても司は、受け入れることはなかった勘のいい司に誤魔化しは利かないとわかっている西田は、なすすべもなくだが、誘拐、内戦テロに巻き込まれる可能性が高い地域への渡航は、...

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俺が愛するのは永遠にお前だけ 14

出張先のNYで、ひと仕事終え司は、珍しくひとり街を歩いていたショーウインドに飾られた陶器で出来たうさぎの置物が目にとまり呼ばれるように店に入ったタキシードを着きて花束を抱えたうさぎとウェディングドレスを着て頭には可愛い花飾りをつけたうさぎの置物司は、手に取って「らしくねぇ」と呟いた 帰国して、つくしの一周忌の法要の後類、総二郎、あきら、優紀、滋、桜子とお馴染みのメンバーがいつものBarに集まっていた「...