50年目のラブレター 4 始まり

司の話し相手を受けることによって
良からぬ噂で道明寺家に迷惑がかからぬよう
祖父は、つくしは道明寺家の使用人として働くことになったと
近所や付き合いのある人達に予め伝えていた

道明寺財閥は当時、規模こそ大きくはないが
知名度もあり、司の暴力沙汰も噂話で知る人が多かった
つくしがそこで働くと言うと

「あの大変なお屋敷で働かせるなんて
 牧野さん家も、相当お金に困ってるんだな」と陰口を叩かれた

=======*=========*========

司は、つくしが自分の話し相手として雇われた事も知らず
今度いつ、つくしが邸に来るのか?庭を眺めては、
つくしを想いだし、ため息をついていた

邸の庭で草花に水遣りをするタマと目が合い
司は罰が悪そうな顔をして目をそらした
タマは、司の待ち人が誰だかわかっていて
彼の心の変化に気づいていた
つくしを司の話し相手に選んだのは、口がかたく
邸の事や司の事を外へ漏らすことが無いという事と
彼女なら、司と結婚まで考える事が無いと思っていたからだった
何に対しても無関心だった司がつくしにだけは興味を示し
行き場のない彼の気持ちを緩和してやれるのは
つくしではないかと思っていた

司には、すでに親同士が決めた許婚がおり、大学卒業後
祝言を挙げることになっていた
顔も知らない、会ったこともない者同士の結婚
家と家の結びつきだけで親が相手を選び人生を共にする
当時は、さほど珍しいことでもなく
貧しい家のつくしと、名の通った名家の司とでは
立場が違いすぎて結婚など出来るはずもなかった

このタマの選択が、のちに命がけで
つくしとの愛を貫こうとした司の運命を大きく変える事になるとは
思ってもみなかった
あの時・・・ふたりを密な関係にさせることがなければ
若いふたりを苦しめる事もなかったのに・・・
タマは、ふたりの一途な恋に
自分がしてしまった安易な考えを後悔した


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この話を書くきっかけを作って下さった瀬奈さんと

もう一人は すてらさんでした

今回も、すてらさんがイラスト提供コラボして下さいます!

お楽しみに!

すてらさんのイラストサイト↓

花のいのちは結構ながい
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Comment

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  • Ranmaru*
  • URL
Re: No title

 すてらさま

おはようございます

いつも素敵なイラスト提供ありがとうございますm(_ _)m

海軍、陸軍、空軍それぞれ軍服が違い
階級によっても分かれているからなぁ
海軍の、水兵服に帽子って正装なのだろうか?

  • Ranmaru*
  • URL
Re: No title






 瀬奈さま

おはようございます
アメリカって、家柄とか関係ないんでしょうか?
狙った獲物は逃がさない!
怖すぎる(;・д・)

元アメリカ大統領夫人ジャクリーン女史もそんな感じですよね
華麗なる一族ケネディ家に嫁いで暗殺後
年の離れた海運王のオナシス氏と再婚したからな
瀬奈さん見たいに海外生活が長いと、その国の良いところを取り入れられるから羨ましい
中々、普通の人は体験できないですよ(っ´ω`c)

マックィーンが好きだったから、子供の頃、
ロードショー、スクリーンと言う海外スターの雑誌を買ってました
当時、メラニーグリフィスがアメリカのティーンアイドルとして掲載されてた記憶があります
バンデラスの元奥様が、メラニーグリフィスと最近知って、驚きました








😃🌃😃😃🙇😃



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