ラブストーリーは突然に 22

荷物の片付けをしながら
コッツウォルズで買ったお土産を手に取った

「こんな物貰っても嬉しくないよね・・・」
「でも、お礼もきちんと言わなきゃ」
「そう、これで私の恋も終わりにしよう・・・」

お土産片手に道明寺HDの近くまで行くと

「司ぁ!、待ってよ!待ってったら」

スタイル抜群なショートカットの女の人と
腕を組んで歩く道明寺を見かけた
あの人なんだ・・・道明寺の好きな人って・・・
綺麗な人・・・

あたしって、バカみたい・・・
こんなおみやげ持って、心の底では
道明寺に会う口実にしてるんだもん
来るんじゃなかった・・・・

もう一度振り返ったら、
じゃれ合いながら車に乗り込むふたり
あの場所は、ついこないだまで
あたしの場所だったのに・・・・

======*=======*=======

「ベタベタするんじゃねぇよ」

「珍しく司が誘ってくれたんだもん、デートでしょ?」

「離れろよ!うっとうしぃ」

「なんで、そんな言い方するの?
 迷惑かけないから、良いでしょう?」

「勝手にしろ!」

======*=========*=========

RRRRRRRR

「牧野、お帰り」
「聞いたぜ!ひと騒動あったんだって?」
「もしもし・・・聞いてるか?」

「あっ、ごめん西門さん
 他のこと考えてた」

「今、どこにいるよ?」
「珍道中の話も聞きたいから飲みに行こうぜ!」

一人でいるのが嫌で西門さんの誘いに乗ってしまった

======*=======*======
「ここお店なの?」

一見普通のお洒落な一軒家
店の看板もなくて、まさかここがBarだなんて
わかる人が何人いるんだろ?
さすが西門さん、いろんなとこ知ってんのね


「この店は、政治家、有名著名人がお忍びで楽しむ店さ」

「ワケありが集う店」

「俺と牧野もワケありだかんな
 牧野とデートしてんの司にバレたら
 ヤバいだろ?」

「道明寺とは、そんなんじゃないから・・・」

店内はカウンターとボックス席があり
照明は暗め、お客さん同士の顔が分かりにくくなっている
西門さんと私はボックス席に落ち着いた

======*=======*=======
「牧野、何飲む?俺はギムレット」

「じぁーあたしはマティーニで」

「これ、おみやげ・・・
 はちみつだけど凄く美味しいらしいから・・・」

「サンキュー!!
 で、トンズラしたんだって?」

「人聞き悪いこと言わないで下さい
 迷子になったんです!」

「お前らしいなぁ
 牧野が迷子になってるに時
 司に電話したら、イライラしてたぞ
 そんなけ心配してたってことさ」

「牧野・・・俺んちもそうだけど
 あいつんちの家庭も複雑でよ・・・
 親の愛情がなかった訳じゃねぇけど
 普通の家庭みたいに愛情を注いでもらう環境でなかったんだよ」

「あいつが屈折してんのは、そう言う影響もあるからさ
 だけど、あいつって、ブレないぜ
 仕事でも女の事でも・・・・」

「不器用だけどなぁ・・・」

「何が言いたいんですか?」

「Loveかlikeか?司がお前のこと、どう思ってるかって聞かれたら
 Loveだって言ってんの」

「牧野の事が心配で、こっそりSPまでつけてたんだもんな」
「気がつかなかったんか?」

もしかして・・・・あの南さん!
どうもタイミングが良すぎると思った

「道明寺、好きな人がいるって言ってた
 偶然その彼女と腕組んで愉しそうに歩いてるとこ見ちゃったし
 道明寺が好きなのあたしじゃないよ・・・
 西門さんの思い込みだってば!」

「司に女?ありえねぇー!」
「どんな女だったよ?」

「ショートカットで背が高くて綺麗な人だった・・・」

「ハハハハハハ、それ、滋だな」
「司の元婚約者!と言っても本人達の気持ちより
 親同士が勝手に決めた相手だよ」

「司は、両家の顔合わせん時
 紋付き袴でトンズラしたんだぜぇ
 あいつらしいだろ?」

「まぁ、滋は、司に一目惚れでゾッコンだったけどな」
「女友達のひとりっちゃーそうなるか?」
「でも、ほぼ接点ねぇけどなぁ・・」
「なんで滋なんかと・・・・」

「人の気持ちなんてわかんないですよ・・・
 それくらいあやふやで不確定なもんでしょ?」

「好きになるきっかけなんて、
 いくらでもありますから・・・・」

なるほど・・・・
牧野を誘って、すんなりOKしたんは
このことがあったからか
わっかりやすぃなぁーおふたりさんよぉ

 
======*=======*=======

「いらっしゃいませ」

ドアが開いた瞬間、空気が変わった

「やべー!司だ!」

「総二郎!牧野!お前らふたりで
 なんでここにいんだよっ!」

「司こそ、珍しぃじゃん!
 女連れで、しかも相手は滋ってか?」

「ニッシーご無沙汰!
 お隣の人、彼女?」

滋、余計なこと言うな!
司の顔みろ!噴火寸前だよ

「せっかくだから一緒に飲まない?」
「ねぇー司!」

滋、勘弁してくれよぉ
司にぶっ殺されちまう

「そーだな、総二郎と牧野がいるのに
 別々に飲むってのも変だかんな」

司・・・・目が血走ってるよ
お前の大事なお姫様に俺は興味ないぜぇ
手なんかださねぇ・・・いや、だせねぇーから

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