ラブストーリーは突然に 27

まずい!ひじょーにまずい!
部屋が汚すぎる!

ピーンポーン

「あっ、来た!」
「まだ片付いてない」
「早ぇーよ!・・・・道明寺」

「ちょっと待って」

ドアを開けた瞬間、
道明寺に抱きしめられた
広い胸、長い腕・・・コロンの香り・・
なんだか酔いそう

「何で、ちゃんと言葉にして言わねぇーんだ」
「わかんねぇだろが?」

「だって・・・・」

「だって、何だよ」

「あんただって、言わなかったじゃん・・・」

抱きしめられてた腕が髪に触れた瞬間
キスされた・・・甘くて優しいKiss

「道明寺・・・ここじゃ目立つから中入って」

「お前よぉ、いいところで止めるな!」
「何、真っ赤になってんだよぉ
 やりにくいなぁ・・・・ったく・・・・」

「うるさい!」

=======*=========*=====

「はい、お茶どうぞ」

なんか変
向かい合って、道明寺とお茶を飲んでるなんて

「なぁーんもねぇ部屋だなぁ」
「女の部屋だとは思えねぇー」

「寝に帰るだけの部屋だもん」

男の人を部屋に上げるなんて初めてだ
さっき見たいに、甘いムードになったらヤバい

「仕事いいの?」
「あぁ、今日は、もう終わりだ」

「そう・・・・」

「滋とは、お前が心配するようなこと
 何もねぇーかんな」

「滋さんのこと、好きなんじゃないの?
 気になってる人がいるって・・・」

「お前のことだよ、わかんなかったのか?」

「えっ?」

「あの日、滋さんとデートしてたじゃない」

「デートじゃねぇーよ
 その・・・・なんだ・・・・
 俺は、女の気持ちがよくわかんねぇ
 だから、滋に聞こうと思ったんだよ
 お前がなに考えてるかわかんねぇから」

「どうして、・・・」
「滋さん、道明寺のこと、本気で好きなんだよ
 なのに、そんなこと聞いたら傷つくじゃん」

「後から気がついた
 だから、聞くのやめたんだ」

「じゃーお前はどうなんだよ!
 散々、人のこと振り回しといて、
 まどろっこしいことしやがって、
 どう思ってんだよ・・・・俺のこと」

「好きだよ」「悔しいけど、大好きだよ」

「そ、そうか!」

「道明寺は、どう思ってるの?」

「そんなもん、言わなくてもわかってんだろうが!」

「わかんないから、こんなことになったんじゃない」
「ちゃんと言って・・・・」

「好きに決まってんだろ」

「何で、あたしなの?」
「何処がいいの?」
「あたし、何も持ってないよ」
「道明寺に好きだって、言われても信じられない」
「あんたのまわりに滋さん見たいな綺麗なお嬢さま
 いっぱいいるじゃん」

「しゃーねぇーな、俺もどうしてお前なんかって
 思うけど、好きになっちまったんだからしょうがねぇだろ?
 理由なんてねぇよ
 それじゃーだめなのかよぉ?」

「あ、ありがとう」
「でも、よくわかったね・・・・」
「道明寺が花言葉知ってるなんて」

「ああ、総二郎だよ」
「仕事柄、花に詳しいのと、女口説くのに
 花言葉は、必須アイテムなんだと」
「なに笑ってんだよ」

「西門さんらしいとおもって・・・」
「抜かりないよね」


「牧野・・・・」
「お前、滋とけりつけてこい!」

「えっ?」

「俺は滋に、お前じゃダメだっていった」
「お前よぉ、滋のこと可哀相だと思ってんだろ?
 そんなお前の優しさが、滋を見下してる事になるんだぜぇ」

「だから、けりつけてこい!
 でないと、俺たち、なんも始まらねぇから」

「そうだね・・・・・」
「ちゃんと言わなきゃね・・・・」
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

ラブストーリーは突然に 26

「牧野さん、今度メープルで
 7人のフラワーデザイナーで
 イベント開催するんだけどやってみない?」

「テーマは愛」
「ホテルは色々なお客様いらっしゃるでしょ
 恋愛だったり、家族愛だったり、慈愛だったり
 あなたの感性で愛を表現してくれればOK」

仲良くしてるイベント企画会社から
打診された仕事
皮肉にも、波乱のイギリス一人旅の後から
仕事の依頼が増えるようになってき

「メープルか・・・・」
道明寺に会うこともないだろうし、
気分転換に良いかも?

「愛を無くした女が愛を語る!」
「お受けします」
「宜しくお願いします」

=======*========*=========

「総二郎、見て!見て!」

「素敵!ピアノの生演奏してるわ!」

ピアノの調べと7人のフラワーデザイナーによる
愛のメッセージ

「ふーーーん メープルにしちゃーベタな企画だな」

デートで訪れたメープルで
対して珍しくもないロビーコンサートが開催されていた

ピアノの生演奏を聴きながら、展示されている
フラワーデザイナー達の作品を見て回る

「ねぇねぇ、総二郎、この人の作品
 他のお花と比べたら、ずいぶん地味よね」

「牧野つくしだって
 変わった名前」

へーっ、牧野も出展してるんだ・・・・

「確かに地味だなぁ」

華やかな作品の中で、異彩を放つ花

「この花・・・・・」
「ふんっ・・・牧野、お前・・・粋なことするよなぁ」

「やるじゃん!」

司にも教えてやるか!
牧野の渾身の作品だからよ
========*=========*========

翌日・・・・・

ピロリーン

from 総二郎

お疲れ!
今日、時間あるか?
手間とらせないから、メープルまで出てこれるか?

from 司

メープル?何があるんだよ?

Re
とにかく来い!
面白いもん見つけた
来ないと後悔するぜ!」

Re
わかったよ・・・
後でまた連絡する

俺にとって、総二郎は鬼門だな
あいつに関わるとろくな事ねぇー
今度は何なんだ?

Re
了解!

世話が焼けるぜぇー
あの二人見てたらイライラするんだよ
何で素直になれねぇーのかな?
いい歳こいて、意地の張り合いしてよ

「愛の伝道師がくっつけてやりますか!」

======*=======*==========
「いったい、メープルに何があんだ?」
総二郎の奴、何、考えてる

「よーう!司!
 こないだは、散々だったな
 危うく滋と婚約させられそうだったじゃねぇーか」

「うるせぇーよ」
「で、何だよ、面白いもんって」

「ああ、あれだよ、牧野も出展してんだ」

メープルのロビーに展示されてる花の何がおもしれぇーんだ?

「これ、牧野の作品」

「しけた花だな・・・貧相であいつみてぇーじゃん」

「そんなこと言って良いのか?司・・・・」

「この花の何処が面白れーんだ?」

「お前、名刺もってっか?貸せ!」

「はぁ?」

「いいからかせよ!」
「お前にはわかんないだろうから教えてやるか」
「この花は、牧野からお前に対するメッセージだよ」
「名刺の裏に牧野が使ってる花の名前書いてやったから
 後で、花言葉を調べてみろ」

「花言葉?何だよそれ」

「いいから、その花の名前で花言葉ググれ」
「牧野って、意外と洒落たことするよなぁ」
「いい女じゃんか!」

=======*========*========

総二郎と別れて帰社後、
片づけなければならない案件に忙殺されて
名刺の事なんてすっかり忘れていた

スーツのポケットに手を入れ携帯を取り出そうとしたら
ハラリとそれが落ちてきた

「花言葉?くだらねぇー」

デスクに肩ひじついて、PCで花言葉を調べてみる

アネモネ   はかない恋

アツモリソウ あなたを忘れない

赤いカーネーション 深い愛
          あなたに会いたくてたまらない

「何で、ちゃんと言わねぇんだよ」
「ったく・・・・・」


司、調べてっかな?
まっ、なるようにしかならねぇか・・・・・

======*========*========

今日は久しぶりの休み
道明寺と滋さんの婚約の文字を見て
あたしは撃沈された

ピーンポーン♪

「はい」

「お荷物届いてます」

誰だろう?

「ご苦労さま」

細長い段ボールに入った宅配便をみて
一目で花だとわかった
差出人は、道明寺

「花屋のあたしに花贈るかよ!」
「バカにしてんの?贈る相手間違えてるよ」
「はぁーあ、休みの日まで道明寺に悩まされるなんて」

花束を花瓶に挿し、大の字になって寝っ転がった
クッションを抱えて、ボーッと花を見つめる

「道明寺にしては、いまいちセンスがよくないチョイスよね」
「あいつなら、真っ赤な薔薇の花束とか、
 もっと上品な物を選びそうなのに・・・」
「嫌がらせか?」
「あぁぁぁぁ、もう、ヤダ」

「イングリッシュラベンダーに赤い薔薇、白い薔薇かぁ・・・」

「えっ?ウソ?」


赤い薔薇  あなたを愛してます

白い薔薇  私は、あなたにふさわしい

イングリッシュラベンダー いつまでも待ってます

「道明寺・・・・」「バカ・・・・・」

何の涙だろう?
あたしの頬に一筋の涙が流れた

ピロリーン

from 牧野

お花届いたよ ありがとう

from 道明寺

言うことはそれだけか?

RRRRRRRR

「道明寺・・・・」

「今から会えっか?」

「えっ?う、うん・・・・・」

「そっちに行くから待ってろ!!」
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

ラブストーリーは突然に 25

ピロリーン♪

「チッ、滋かよ」

何期待してんだ・・・・
消しちぃまうか・・・・
もうメールする事もねぇもんなぁ

from 司

今、忙しい
何回もメールしてくんな!

from 滋

ずいぶんな言い方じゃない
パパの誕生パティーの招待状届いた?
来てくれるんでしょ?

Re
スケジュール調整中だ
Re
ごめんね。急かして
パパも司に会うの楽しみにしてるから
顔だけでも出して
宜しくお願いします

========*=========*=======
「ババアが出席すればいいだろ」
「日本にいるんだからよ」
「俺が顔出しする必要もねぇーだろうが」

「そう言う訳には参りません」
「我が社と大河原財閥は密な関係
 ましてや社長の誕生パティー
 副社長が出席する事に意味があります」

「それに社長は、あいにく他のお約束がありますので」
「滋お嬢様をエスコートするように
 仰せつかっております」

西田、お前はいったい
誰の秘書なんだよ・・・・

=====*======*======*====
仕事上の兼ね合いもあり
俺の気持ちとは裏腹に
滋のエスコートを渋々承諾した
大河原家に滋を迎えに行き
これから始まる退屈な時間のことを考えた

「つーかーさーぁ!」
「どう?似合う?」
「惚れ直した?」

惚れ直した?はじめっから惚れてねぇーよ!
黒のイブニングドレスを纏った滋
立ち振る舞いは、さすがにお嬢だな
俺には・・・・あいつが・・・・
滋を見ながら、牧野の事を考えていた

「司、エスコートしてくれるんでしょ?」

いったい幾つまで誕生パティーやるんだよ
いい年こいて、ありがた迷惑な話だぜ
会場のメープルに到着し
車からおりると、待ち構えていたゴシップ誌のフラッシュが光った

「何、撮ってんだよ!カメラよこせ!」

「司・・・」

滋の呼ぶ声で隙が出来た間に逃げられた

「くそっ」

「いいじゃん!写真くらい」

「よか、ねぇーよ」

「お前、何企んでる?」
「この誕生パティーを何でゴシップ誌が知ってるんだよ?」

「そんなの知らない偶然だったかも知れないじゃない」
「ワタシがリークしたって言いたいの?」
「どうして、そんなにムキになるのよ?」

「滋・・・・・俺は、牧野の事が好きだ」
「お前の気持ちには答えらんねぇ」

「どうして、つくしなの・・・・」

「わかんねぇよ、けど、あいつじゃなきゃダメなんだよ」

「つくしは、司のこと何とも思ってないんだよ」
「それでもいいの?好きでいられるの?」

「俺、帰るわ・・・すまねぇ」
「親父さんに、宜しく伝えといてくれ」

「待ってよ、司・・・」

泣いてる滋の腕を振り解いて、
俺は、滋を拒絶した

======*==========*========

翌日、総二郎からのメールで
はめられそうになってたことが確信へと変わる


from 総二郎

お疲れ!
昨日のパティードタキャンしたんだって?
噂では、司と滋の婚約発表になる予定だったって聞いたぜ

from 司

何で、そうなるんだよ

Re
知らねぇよ!
お前、外堀埋められてるって気付けよ
いい加減、素直になれ!

予想してた展開に驚きもしなかったが
あのゴシップ誌に写真撮られたのはまずかった
手を回したくても、どこの出版社かもわかんねぇ

=========*==========*=====
「副社長、社長がお呼びです」

コンコン

「入りなさい」
「司さん、貴方、昨日の誕生パティー欠席したそうね」
「どう言うおつもり?」

「どう言うおつもりも、こう言うおつもりもねぇよ」

「貴方、いくつになったと思ってるの?」
「31にもなって、お付き合いしてる女性もいないのかしら?」
「結婚と言うのは、社会的信用を得る意味もあります」
「いい加減、将来のことも考えなさい」

やっぱりババァが一枚噛んでいやがったか

「うるせぇーなぁー」
「滋と結婚する気なんてねぇー」
「余計な事、するんじゃねぇーよ」

社長室のドアを足蹴りして、
俺は出て行った

案の定、ゴシップ誌には、あの日撮られた
写真とともに
滋との婚約の文字がおどる

「チッ・・・・」
牧野が見たら、どう思うんだ・・・・
ほんの少しのすれ違いが大きな溝になっちまってる

「ここらが潮時か・・・・」

=======*========*=======

「道明寺財閥ご子息と大河原財閥ご令嬢、婚約間近か?!」

写真誌に、道明寺と滋さんのスクープ記事が掲載されていた
見てしまえば、立ち直れない程
痛手を負いそうで、表紙の文字だけでも
あたしにとっては充分な破壊力だったにほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

ラブストーリーは突然に 24

「おい、牧野!待てよ!」
「滋のことは気にするな!」
司と滋を残して、俺は牧野を追って店を出た

「別に気にしてませんから」

その言い方が気にしてるって言ってんだよ

「滋に何か言われたんか?」

「言われてません」

「婚約してたのは18の頃の話
 今更どうこうなんねぇーよ」

「どうこうなっても関係ないから・・・」
「西門さん、ごめん・・・もうほっといて」
「一人で帰れます おやすみなさい」

西門さんに悪いことしちゃった・・・
何の関係もないのに、今度会ったらきちんと謝ろう
駅まで歩いてたら・・・

「綺麗な満月」
「分不相応な夢は見るなってことよね・・・お月さま」
 
「あたしは雑草のつくしよ!
 明日から、また頑張るぞ!」

司って、ほんとバカだなぁ
やっと本気で惚れた女が現れたてのによぉ
あーぁ、あきらでも誘って飲み直すか!

======*========*=========
総二郎と牧野が出て行った店内で
滋とふたり、話すこともねぇ
女の気持ちは俺にはわかんねぇーよ!

「司、呼び出してまで聞きたいことって何?」

「もういい・・・」

「どうして、ワタシじゃダメなの?
 司のこと18の時から13年間も片思いしてるのに」
「忘れられないのに」
「こんなにも好きなのに・・・」
「ねぇ、どうして?教えてよ・・」

「すまねぇ」
「お前の気持ちはわかってた
 だから、極力会わないようにしてたんだ」
「俺には、どうしてやることもできねぇ」

「できるよ・・・今から好きになってくれたらいいじゃん!」
「ワタシ、努力するから・・・」
「司が振り向いてくれるような女になるから・・」

「お前じゃダメだ・・・」
「すまねぇ」
「帰るか・・・」

俺が席を立とうとしたとき
滋がギュッと腕を掴んできた

「司・・・・つくしは無理だよ」
「好きなんでしょ?つくしのこと」
「つくしは、司のこと男として見たことないって・・・」
「さっき、そう言ってた」

「・・・・・・・・・・・・・」

「何とか言ってよ!」

「俺かえっから、付き合わせて悪かったなぁ」

「司・・・」

そうだよな、あいつ俺につっかかってばっかで
喧嘩腰で素直でなくて、男として見てねぇからか・・・
はじめて本気で惚れた女に告る前にフラれるってか?
バカみてぇ・・・何やってんだ

店を出て迎えの車を待つ間
月明かりに誘われて夜空を見上げた

「満月か・・・俺も本気で夢見たんだぜ
 お前となら一緒に暮らしてぇって・・・」
「家族を作ってみてぇって・・・」
「夢なんて、見るもんじゃねぇーなぁ」
「柄にもないことしちまった・・・」

======*=======*=======*===

あれから牧野と社内で顔を合わせることもなく
お互い連絡を取ることもなくなった

今日は、仕事で道明寺HDに行く日
この数ヶ月で色々あり過ぎて
あたしが無謀な旅に行かなかったら
道明寺と・・・・まだ・・・・笑い合えていたんだろうか?

「ハァー気が重い・・・」
「ヨッシャーー!気合だぁぁぁぁ!」

「ふんっ・・・・・あの女、また気合い入れてやがる」

エントランスフロアーで仕事をしてたら
道明寺の遅めの出社と重なった

「副社長、おはようございます
お世話になっております」

「あぁ、お疲れさん!」

たったそれだけの会話で道明寺は通り過ぎて行った
懐かしいコロンの香り・・・
涙が出てきゃいそう

あいつ、ちょっと痩せちまったか?
ちゃんとメシ食ってんのか?
脈なしってか・・・・この俺様が・・にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

ラブストーリーは突然に 23

何?このシチュエーション
この空気・・・・

「司、紹介してよ!彼女のこと」

「牧野つくしだよ」

「ワタシ、大河原滋!司の婚約者!」

「えっ?」

「元だろうーが、今は違うじゃねぇーか」

「何でそんなにムキになって否定するの?」

仲良く痴話げんかですか?
あたしには、関係ないけど・・・・

「ねぇねぇ、滋って呼んで!ワタシもつくし!って呼ぶから」

ややこしくなって来たぜぇ
司に牧野に滋の三角関係ってか?

「ダブルデートでだね!こう言うの憧れてたんだ!」

「で、お二人さんは、デート?」
「私も司とデートなのよ!」

滋、それ以上喋るな!

「つくし達、この後、Hotelとか行っちゃう訳?」
「いいなぁ・・私達も行っちゃう?」
「司ったら耳が弱いの」
「フゥーしたら、真っ赤になっちゃって、
 可愛いんだ」

んなもん知るか!
道明寺の感じるとこなんて
脈絡もない話を振らないで欲しいわ

「ねぇー司!」

「サル!余計なことペラペラ喋るんじゃねぇ」

「いいじゃない!彼女のノロケ話なんだから・・・」
「黙って、聞いてあげなさいよ」

「あぁ?」

「お前、なに勘違いしてんだよぉ」

「道明寺が誰と付き合おうと興味ないから・・・」

「何なんだよ、その言い方は!」
「お前、何で総二郎と一緒にいんだ?」
「ついこないだ、日本に帰りてぇーって
 泣いてたのは、どこのどいつだよ!」

「うるさい!」

「散々、周りに迷惑かけやがって」
「反省するどころか、総二郎とデートって良いご身分だな」
「空港まで迎えに行ってやったのに
 まだ、ちゃんと礼も言われてねぇ」

「言ったじゃん!ありがとうって」
「頼みもしないのに、
 あんたが勝手に迎えに来たんでしょ!」
「恩着せがましく言わないでよねぇ」

「ニッシー、司とつくしって
 どう言う関係?」

「見てわかんねぇーの?」
「そう言う関係だよ、発展途上だけどな」

「滋、ひっかきまわすなよ
 ややこしくなっから」

「あんな司、はじめて見た・・・・」

「滋の気持ちもわかるけど
 人の恋路の邪魔すんな」
 

「おい、牧野!どこ行くんだよぉ」

「トイレ!」

「ワタシもトイレ!」
「つくしぃぃ、待ってぇ」

=====*=======*=======*=====

「司、お前なに考えてんだよ!」
「何で滋なんかとデートしてるんだ?」

「デートじゃねぇーよ」

「なら、何だよぉ・・・・」

「その、なんだ・・・ちょっと聞きたいことあったから・・・」

「バカだなぁ・・・・お前って・・・」
「堅物牧野の性格知ってるだろーよ」
「ややこしいことになるぞぉ!」

「お前は何で牧野と一緒なんだよ!ええ!」

「お前らのじれったい恋模様に一石投じてやろうと
 思ったんだよ!」
「自らぶち壊してどーすんだ?」

「別に・・・・牧野とは何でもねぇよ・・・」

「そうか・・・なら俺は、外野として見守り役に徹するよ!」

「あぁ?!」

この期に及んで、往生際が悪いぜ!
司くんよぉ!

======*=====*=====*======

「つくし・・・・」
「ワタシねぇ、最近、司とより戻したの」
「突然電話かかってきてさぁ、付き合ってくれって・・・」
「司って、照れ屋だから、あんな言い方したけど」
「ワタシ達、いい歳じゃん?
 結婚を前提に!付き合おうって・・・・」

「そうなんですか・・・・」
「良かったですねぇ・・・お幸せに」

「邪魔しないでね・・・」
「司とやっと両思いになれたんだから
 応援してくれるでしょ?私たちの恋?」

ハァー応援も何も、勝手にして下さい!

「滋さん・・・あたし、道明寺とは、何でもありませんから」

「そうよねぇ・・・」
「おば様が、つくしとの結婚許すわけないよねぇ」
「ワタシと婚約したのも家柄と両家の事業の提携もあったんだから」

「ごめんね・・・嫌な言い方して
 おば様、凄く家柄にこだわる人だからさぁ・・・」
「道明寺家と同等でないと結婚は許さないって
 言ってたみたいなの・・・」

「そうですか・・・・」

「正式に婚約が決まったら教えるね!」

ごめんね、つくし・・・
でも、司を誰にもとられたくないの・・・・

バカみたい・・・・何でショック受けるのよ・・・・
道明寺が、あたしなんかを好きになるはずないじゃん!
わかってるわよ・・・・そんなこと言われなくたって・・・・


======*=======*========

「明日早いから帰ります・・・・・」
「これ、あたしの分です」
無造作にお金を置いて、牧野は出て行った

「おい、待てよ!」

「司・・・・どこ行くの?司がワタシを呼び出したんだよ」

「ハァーーーー」

「司、もっと考えて行動取れよなぁ!」
「牧野!待てよ!俺も帰るから!」

総二郎が牧野の後を追うように店を出て行った
誤解しちまったか?
何でこうなるんだよ・・・・・
ツイてねぇ・・・・・


何で、ワタシでなく、つくしなの?
ねぇ、何で?
ずっと司だけを見てきたのに
どうして、突然現れた、つくしなのよ・・・・

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
プロフィール

Ranmaru*

Author:Ranmaru*
はじめまして、花男の司をこよなく愛する妄想ブログです

宜しく御願い致します

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
|
ブログバナー
バナー
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR